【移動する|第2回】

「車がなくても生活できるの?」
ということではないでしょうか。
大阪など都市部で長く暮らしてきた人ほど、車を持たない生活に慣れています。
電車があり、バスがあり、歩けば店がある。
私も移住前は、和歌山に住むなら「やっぱり車は必須なのかな」と思っていました。
実際に暮らしてみて感じたのは、
「車なしでも暮らせる場所はある。でも、住む場所によって快適さが大きく変わる」
ということでした。
和歌山市は「どこに住むか」で生活がかなり変わる
和歌山市と一口に言っても、暮らしやすさは地域によってかなり違います。
駅に近い場所。
スーパーや病院が徒歩圏にある場所。
バス路線が使いやすい場所。
こうした地域なら、車を持たなくても日常生活は比較的成り立ちやすいです。
一方で、住宅地の中には、
スーパーまで少し距離がある。
病院へ行くにも車が便利。
買い物先が分散している。
という場所もあります。
ですから、和歌山で車なし生活を考えるなら、
家そのものより、「周囲に何があるか」を見ることがとても大切です。
まず確認したいのはスーパーまでの距離
移住先を探すとき、家賃や間取り、築年数には目が行きます。
でも実際に暮らしてみると、もっと大切なのが、
毎日の買い物をどうするか。
です。
スーパーが徒歩10分なのか。
自転車で10分なのか。
車で10分なのか。
この違いは、毎日の生活ではかなり大きく感じます。
特に50代以降は、
「今は歩けるから大丈夫」
だけではなく、
5年後、10年後も同じように暮らせるか
という視点も持っておいたほうがいいと思います。
病院や薬局への行きやすさも意外と重要
若い頃は、住む場所を選ぶときに病院の場所まであまり考えなかったかもしれません。
でも50代になると、少し話が変わってきます。
内科。
整形外科。
歯科。
眼科。
そして薬局。
日常的に利用する可能性のある医療機関が、無理なく通える場所にあるか。
これは暮らしやすさに直結します。
車がなくても暮らしたいなら、
スーパー+医療機関+公共交通
この3つをセットで確認しておくと安心です。
バスは使える。でも事前確認は必要
和歌山市内にはバスも走っています。
うまく使えば、車がなくても移動の幅は広がります。
ただ、都市部のように、
「とりあえずバス停へ行けば、すぐ次が来る」
という感覚とは少し違います。
路線によって本数や時間帯が異なるため、
住みたい地域のバス停と時刻表を、引っ越す前に確認しておく
ことをおすすめします。
そしてもう一つ大切なのが、
「行きはいいけれど、帰りの便が少ない」
というケースです。
行き先だけでなく、帰宅まで含めて確認しておくと失敗が少なくなります。
自転車があると、かなり生活しやすくなる
車を持たない場合でも、自転車があると行動範囲はかなり広がります。
徒歩では少し遠いスーパー。
近所の病院。
コンビニ。
ちょっとした買い物。
このあたりなら、自転車で十分という場所もあります。
和歌山市内は比較的平坦な地域もあり、自転車が使いやすい場所もあります。
特に、
徒歩+自転車+バス
を組み合わせると、車なし生活はかなり現実的になります。
ただ、和歌山の良さを楽しむなら車は強い
日常生活だけなら、車なしでも暮らせる地域はあります。
でも和歌山の楽しさを広げるとなると、車の便利さはやはり大きいです。
海。
山。
温泉。
郊外の飲食店。
直売所。
ちょっとしたドライブ。
和歌山は、車があることで楽しめる場所が一気に増えます。
「今日は天気がいいから、ちょっと海を見に行こう」
そんなことが気軽にできるのも、和歌山暮らしの魅力です。
ですから私は、
「車がないと暮らせない」というより、「車があると和歌山生活がもっと楽しくなる」
という言い方のほうが近いと思っています。
車を持つと、もちろん費用もかかる
一方で、車は便利なだけではありません。
購入費。
駐車場代。
ガソリン代。
保険。
車検。
税金。
維持費はそれなりにかかります。
移住後の生活費を考えるときに、家賃だけを見て、
「和歌山は安い」
と判断するのは少し危険です。
都市部では必要なかった車が必要になれば、その分の支出が増えるからです。
逆に、駅やスーパーに近い場所に少し家賃を上乗せして住み、車を持たないほうが結果的に安い場合もあります。
ここは人によって正解が変わります。
「家賃が安い場所」が一番安いとは限らない
これは和歌山で住む場所を考えるときに、とても大切だと思います。
郊外へ行けば、家賃や土地の価格が抑えられる場所もあります。
でも、
車が2台必要になる。
買い物のたびに車を使う。
通院にも車が必要。
となれば、生活全体の支出は変わってきます。
逆に中心部や便利な場所なら、家賃が少し高くても、
徒歩。
自転車。
公共交通。
で生活できるかもしれません。
だから移住先を探すときは、
「家の値段」ではなく「暮らし全体の値段」で考える
ことが大切です。
50代からは「今」より「これから」で住む場所を選ぶ
50代で移住するとき、つい今の自分を基準にしてしまいます。
今なら運転できる。
今なら自転車に乗れる。
今なら少しくらい歩ける。
もちろん、それでいいと思います。
ただ、ずっと同じ生活が続くとは限りません。
60代。
70代。
その先。
運転をやめる日が来るかもしれません。
だからこそ私は、
「車があれば便利」な場所と、「車がないと生活できない」場所は違う
と考えたほうがいいと思っています。
この違いは、50代からの住まい選びではかなり重要です。
住んでわかった、和歌山。
和歌山市で車なし生活はできるのか。
答えは、
「場所を選べば、できる」
です。
ただし、住む場所を決める前に、
スーパーはどこか。
病院はどこか。
最寄りの駅やバス停はどこか。
自転車でどこまで行けるか。
このあたりは実際に確認したほうがいいと思います。
そして車を持つなら、
「生活のために仕方なく乗る」のか、
「和歌山を楽しむために乗る」のか。
この違いも大きいです。
私は、できれば後者のほうがいいなと思います。
普段の生活は近所で完結する。
でも休日には車で海や山へ出かける。
そんな暮らしができる場所を選べれば、和歌山生活はぐっと楽になります。
海も、街も、ちょうどいい。
その「ちょうどいい」を作るのは、実は住む場所なのかもしれません。
「和歌山に移住したいけれど、車は必要なのかな?」
和歌山市への移住を考える人にとって、これはかなり重要な問題です。
大阪や東京では電車だけで暮らしていた人も多いでしょう。それだけに、
「和歌山に行ったら、すぐ車を買わないと生活できないのでは?」
と心配になるかもしれません。
結論からいうと、和歌山市でも車なし生活はできます。
ただし、大事なのはここです。
どこに住んでも車なしで暮らせるわけではありません。
むしろ和歌山市では、住む場所によって「車がなくてもほとんど困らない生活」と「車がないとかなり不便な生活」に分かれます。
今回は、和歌山市で車を持たずに暮らすなら、どんな場所を選べばいいのかを考えてみます。
和歌山市は基本的には「車があると便利な街」
まず前提として、和歌山市は大阪市内のように、どこへ行くにも電車や地下鉄がある街ではありません。
市内にはJR、南海電鉄、和歌山電鐵が走り、路線バスもあります。
2026年9月には和歌山バスのダイヤ改正が行われ、JR和歌山駅、南海和歌山市駅、和歌山大学前駅などを結ぶ新しい系統も追加されています。日曜・祝日の一部路線も増便されています。
それでも、市内全体を見ると車を利用する生活はかなり一般的です。
スーパーへ行く。
病院へ行く。
ホームセンターへ行く。
海へ遊びに行く。
郊外の飲食店へ行く。
こうした場面では、やはり車があると便利です。
だからといって、
「和歌山市=車がなければ暮らせない」
と決めつける必要もありません。
暮らす場所を選べば、徒歩・自転車・電車・バスを組み合わせて生活できます。
車なし生活なら最有力はJR和歌山駅周辺
まず候補にしたいのが、
JR和歌山駅周辺です。
JR和歌山駅は、和歌山市の主要な交通拠点の一つです。
大阪方面へ向かう阪和線のほか、紀勢本線、和歌山線、和歌山電鐵貴志川線などが利用できます。
そして大きいのが、
駅周辺に生活に必要な施設が集まっていることです。
駅には和歌山ミオがあり、飲食、食品、ファッション、生活用品、クリニックなどさまざまな店舗があります。
駅前からは路線バスも多く発着しています。
つまり、
徒歩+電車+バス
という生活を組み立てやすいのです。
大阪へ通勤する人にとっても、このエリアはかなり便利です。
JR和歌山駅徒歩圏なら「車を持たない」という選択肢も現実的
たとえば、
- スーパーまで徒歩10分程度
- JR和歌山駅まで徒歩10~15分
- 病院やクリニックが近い
- 飲食店が徒歩圏内
- バス停が近い
このような場所なら、日常生活の大半を徒歩や自転車で済ませることができます。
大阪へ行くときは電車。
市内の少し離れた場所へ行くときはバス。
重い物を買うときだけネット通販。
必要なときだけタクシー。
そんな生活も十分考えられます。
特に一人暮らしや夫婦二人暮らしなら、かなり現実的です。
南海和歌山市駅周辺も車なし生活と相性がいい
もう一つの有力候補が、
南海和歌山市駅周辺です。
大阪・なんば方面へのアクセスを重視するなら、こちらも便利です。
そして和歌山市駅には、
キーノ和歌山
が直結しています。
キーノ和歌山にはスーパーマーケット、ドラッグストア、飲食店、クリニックなどが入っています。さらに和歌山市民図書館もあります。
駅前にはバスターミナルもあり、JR和歌山駅へはバスで約15分と案内されています。
つまり、
駅のすぐ近くで「食べる・買う・病院へ行く・電車に乗る」がある程度まとまる
のが強みです。
車を持たない人には、かなり重要なポイントです。
実は「JR和歌山駅と和歌山市駅の間」も狙い目
車なし生活を考えるなら、駅の目の前だけを見る必要はありません。
個人的に注目したいのが、
JR和歌山駅~和歌山城~南海和歌山市駅を結ぶエリア
です。
この区間には、
和歌山駅
↓
三木町周辺
↓
和歌山城・市役所周辺
↓
本町
↓
和歌山市駅
という市街地が広がっています。
和歌山バスにも、南海和歌山市駅とJR和歌山駅を和歌山城前などを経由して結ぶ路線があります。
このエリアでは、場所によっては、
徒歩+自転車+バス
だけでもかなり生活できます。
特に市役所、県庁、病院、商店街などへ行きやすい場所なら、車なし生活との相性は悪くありません。
自転車があると生活範囲が一気に広がる
和歌山市で「車なし生活」を考えるなら、
自転車はかなり重要です。
徒歩だけでは少し遠いスーパーでも、自転車なら10分程度。
駅まで徒歩20分なら大変でも、自転車ならそれほど苦になりません。
つまり、
車なし=徒歩だけ
と考えないほうがいいのです。
徒歩
+
自転車
+
バス
+
電車
この4つを組み合わせると、和歌山市内で動ける範囲はかなり広がります。
さらに電動アシスト自転車なら、買い物や少し距離のある移動も楽になります。
車を所有するより費用も大幅に抑えられます。
車なし生活で一番重要なのは「スーパーまでの距離」
物件を探すとき、駅までの距離ばかり気にする人がいます。
もちろん駅も重要ですが、和歌山市で車なし生活をするなら、それ以上に確認したいのが、
普段使うスーパーまでの距離です。
駅まで徒歩5分でも、スーパーまで徒歩25分。
これでは毎日の生活が大変です。
逆に、
駅まで徒歩15分
スーパーまで徒歩5分
ドラッグストアまで徒歩5分
病院まで徒歩10分
なら、こちらのほうが暮らしやすい場合もあります。
特に50代、60代以降も長く暮らすことを考えるなら、
「今歩ける距離」ではなく「10年後も歩ける距離」
という視点も大切です。
病院への行きやすさも確認しておきたい
移住するときには、スーパーや駅だけでなく、
病院へのアクセス
も見ておきたいところです。
若いうちはあまり気にならなくても、年齢を重ねると通院する機会が増えてきます。
和歌山市内には日本赤十字社和歌山医療センター、和歌山県立医科大学附属病院をはじめ、多くの医療機関があります。
ただし、
「病院が和歌山市内にある」
ことと、
「自宅から行きやすい」
ことは別です。
バス1本で行けるのか。
乗り換えが必要なのか。
タクシーならどの程度の距離なのか。
移住前に確認しておくと安心です。
バス停が近いだけでは安心できない
ここは和歌山市で物件を見るときに、かなり大事なポイントです。
不動産情報に、
「バス停徒歩3分」
と書かれていることがあります。
一見便利そうですが、それだけでは判断できません。
確認したいのは、
「そのバスが1日に何本あるのか」
です。
朝夕は走っていても、昼間は本数が少ないことがあります。
逆にJR和歌山駅や南海和歌山市駅へ向かう主要路線なら、比較的利用しやすい場所もあります。
和歌山バスでは路線図や時刻表、バスロケーションシステムも提供されています。
物件を見る際には、
「バス停がある」
ではなく、
「自分が使う時間にバスがある」
まで確認するのがおすすめです。
車なし生活が難しくなりやすい場所
一方で、和歌山市でも郊外へ行くほど車の重要性は高くなります。
たとえば、
住宅地の中にあり駅から遠い
スーパーまで2~3kmある
バスの本数が少ない
病院へ行くのに乗り換えが必要
という場所では、車がない生活はかなり不便になります。
和歌山市は面積も広く、
「和歌山市内」というだけでは判断できません。
同じ和歌山市でも、
駅前のマンション暮らしと郊外の一戸建て暮らしでは、生活スタイルがまったく違います。
「車を持たない」ことで浮くお金も考えてみる
車は便利ですが、お金もかかります。
車両代だけではありません。
駐車場
自動車保険
自動車税
車検
ガソリン
タイヤ
整備費
などが必要です。
仮に車を所有しないことで年間数十万円を節約できるなら、
その一部を、
タクシー
ネットスーパー
宅配
レンタカー
カーシェア
などに使う方法もあります。
たとえば、
「月に数回しか車を使わない」
という人なら、
車を所有するより必要なときだけ利用する
ほうが合理的な場合もあります。
週末だけ車が欲しいなら「レンタカー」という考え方も
普段は、
徒歩+自転車+電車。
でも休日には、
白浜へ行きたい。
高野山へ行きたい。
海へ行きたい。
山へ行きたい。
そんな人もいるでしょう。
その場合は、毎日車を所有する必要はありません。
休日だけレンタカーを借りる。
という暮らし方もできます。
むしろ、
日常生活は車なし、和歌山を遊ぶときだけ車
という生活は、都市部から移住する人には合っているかもしれません。
車なしで暮らすなら、物件を見るときに確認したいこと
和歌山市で車を持たずに暮らしたいなら、物件そのものよりも、
周辺環境を見ることが重要です。
特に確認したいのは次のポイントです。
- 駅まで徒歩何分か
- スーパーまで徒歩何分か
- ドラッグストアが近いか
- 内科や歯科などが近くにあるか
- バス停まで何分か
- バスは1時間に何本あるか
- 大阪へ行く場合、どの駅を使うか
- 自転車で走りやすいか
Googleマップで見るだけではなく、
実際に歩いてみる
のがおすすめです。
できればスーパーで買い物をして、その袋を持って家まで歩いてみる。
そうすると、
「徒歩10分なら大丈夫」
「この坂は毎日はきついな」
といった現実的な感覚が分かります。
では、和歌山市で車なし生活をするならどこ?
かなり大まかですが、移住者目線なら私は次のように考えます。
| エリア | 車なし生活 | 特徴 |
|---|---|---|
| JR和歌山駅周辺 | ◎ | 電車・バス・買い物が便利 |
| 南海和歌山市駅周辺 | ◎ | なんば方面、キーノ和歌山が便利 |
| 和歌山城~本町周辺 | ○~◎ | バス、自転車との相性が良い |
| 市街地周辺 | ○ | スーパー・バス停次第 |
| 郊外住宅地 | △ | 車があったほうが便利 |
| 駅・バス停から遠い地域 | △~× | 車への依存度が高くなる |
あくまで目安ですが、
「車を持ちたくない」と決めているなら、まずJR和歌山駅・南海和歌山市駅周辺から物件を探す
のが分かりやすいと思います。
まとめ|和歌山市は「車が必要」ではなく「場所選びが重要」
和歌山市は、確かに車があると便利な街です。
しかし、
車がないと絶対に暮らせない街ではありません。
JR和歌山駅周辺。
南海和歌山市駅周辺。
和歌山城から中心市街地周辺。
こうした場所なら、
徒歩
+
自転車
+
バス
+
電車
を組み合わせた生活は十分可能です。
逆に郊外へ行けば、車の必要性は一気に高くなります。
だから和歌山市への移住で大切なのは、
「車を買うかどうか」を先に決めるのではなく、「どんな暮らしをしたいか」から住む場所を決めること。
車なしで暮らしたいなら、それに合った場所を選ぶ。
庭付き一戸建てや郊外暮らしを楽しみたいなら、車を持つ。
どちらも和歌山暮らしです。
自分に合ったほうを選べばいいと思います。
わかやま暮らし帖からひとこと
大阪から和歌山へ移住する人にとって、「車を買わなければならない」というのは少しハードルに感じるかもしれません。
でも、最初から車を買う必要はないと思います。
まずは駅やスーパーに近い場所で暮らしてみる。
必要になったら車を考える。
「和歌山だから車」ではなく、「自分の暮らしに車が必要か」で考える。
そのくらいの気持ちで和歌山暮らしを始めてもいいのではないでしょうか。



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